タイムテーブル

アーリーバード(チュートリアル)セッション
A-1 8:30〜9:20

企業活動の全体像から
データアーキテクチャを俯瞰する

日本電信電話株式会社
技術企画部門 IT推進室
次長
駒沢 健 氏

B-1 8:30〜9:20

用語で学ぶMDMの基本と本質

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス事業部
エバンジェリスト

水谷 哲 氏

C-1 8:30〜9:20

顔認識AIの利活用における留意点、
過去に問題になった事例を踏まえて

西村あさひ法律事務所
パートナー弁護士

福岡 真之介 氏

D-1 8:30〜9:20

文系でも分かるAI基礎
~AI活用人材になろう~

日本ディープラーニング協会
人材育成委員

野口 竜司 氏

E-1 8:30〜9:20

AIの最前線の一端を知る
~GPT-3による自然言語処理~

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
DX事業部 AIソリューション室
主幹

佐々木 宏 氏

一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム
会長

栗島 聡

K-1 9:30〜10:40
主催者挨拶
JDMC AWARD 表彰式

データマネジメントにおいて、他の模範となる活動を実践している企業・官公庁・団体・個人 データマネジメント大賞を始め、
各賞の発表と表彰を執り行います。


株式会社 天地人
COO/取締役

百束 泰俊 氏

基調講演 1

衛星ビッグデータや気象データの実際と可能性
最適な作物の選択や最適耕作地の探索を例に

ラウンジトーク 110:40〜10:50昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-2 10:50〜11:30

急拡大するデータマネジメントの現実と理想
海外最新事例から読み解くベストプラクティス

インフォマティカ・ジャパン株式会社
セールスコンサルティング本部 CoE
ソリューションアーキテクト & エバンジェリスト

森本 卓也 氏

B-2 10:50〜11:30

製造DXのデータ活用に潜む罠!
鍵はデータマネジメントのアプローチ

株式会社マクニカ
イノベーション戦略事業本部
デジタルインダストリー事業部
事業部長

阿部 幸太 氏

C-2 10:50〜11:30

論理データファブリックによる
DXの推進と実ユーザーに見る効果

Denodo Technologies株式会社
営業本部
部長

徳澤 丙午 氏

D-2 10:50〜11:30

データマネジメントを一歩進めるための勘所とは?

株式会社 日立製作所
サービスプラットフォーム事業本部
IoT・クラウドサービス事業部
エンジニアリングサービス第2本部
ネットワークシステム第3部
担当部長

岩渕 史彦 氏

E-2 10:50〜11:30

DX推進者必見!「データドリブン経営」成功の要諦

日本電気株式会社
デジタルビジネスオファリング事業部
シニアマネージャー

船越 祐哉 氏

ラウンジトーク 211:30〜11:40昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-3 11:40〜12:20

MUFGにおけるデータ利活用に向けた取り組み

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
執行役員 グループCDO 兼
経営情報統括部 経営情報統括部長

櫻井 貴之 氏

B-3 11:40〜12:20

マスタデータモデルをユーザーがつくる意味

ポリプラスチックス株式会社
SCM企画室
主任部員

谷川 雄司 氏

C-3 11:40〜12:20

業界共通商品マスタ「J-MORA」
策定までの泥臭い現場のプロセスと概要、そして未来

一般社団法人リテールAI研究会
業界共通商品マスタ「J-MORA」分科会リーダー
今村商事株式会社
シニア バイス プレジデント 兼 営業本部 統括本部長

林 拓人 氏

D-3 11:40〜12:20

全社的データ統合基盤で実現する
DX活動とデータマネジメント

株式会社SUBARU
専務執行役員 CIO
IT戦略本部長 兼 経営企画本部副本部長

臺 卓治 氏

株式会社SUBARU
IT戦略本部
デジタルイノベーション推進部長 兼
情報システム部担当部長

野口 清成 氏

E-3 11:40〜12:20

現場起点のDX:生活消費サプライチェーンでの挑戦

伊藤忠商事株式会社
IT・デジタル戦略部 デジタル戦略室
室長代行

海老名 裕 氏

ラウンジトーク 312:20〜12:30昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-4 12:30〜13:00

ITよがりからの脱却!自動車メーカ出身者が語る
「データ統合基盤」作りのツボ

株式会社リアライズ
取締役
兼 データマネジメント事業本部 本部長

太田 正秀 氏

B-4 12:30〜13:00

世界のトレンドワード「データファブリック」
~その全容と成功事例~

Talend株式会社
リージョナルダイレクター

渡辺 元 氏

C-4 12:30〜13:00

マーケティングDX成功企業から紐解く、
「運用工数」と「ツールコスト」低減の裏側

株式会社データX
Marketing Unit
Manager

宮川 雄希 氏

D-4 12:30〜13:00

Veeamで実現するマルチクラウド環境のデータ保護最適化

ヴィーム・ソフトウェア株式会社
クラウド・ソリューション・アーキテクト

亀田 敏広 氏

E-4 12:30〜13:00

単なるクラウドDWHではないSnowflake
データの価値を最大化する「データクラウド」とは?

Snowflake株式会社
セールスエンジニアリング本部
シニアセールスエンジニア

髙山 博史 氏

ラウンジトーク 413:00〜13:20昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!

経済産業省
商務・サービスグループ 物流企画室長

中野 剛志 氏

K-2 基調講演 2 13:20〜14:10

物流を制する者は、市場を制す
ー物流コストインフレ時代の企業戦略ー

ラウンジトーク 514:10〜14:20昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-5 14:20〜15:00

プロジェクトで終わらせない
企業を”変革”するためのロードマップの描き方

株式会社データ総研
コンサルティンググループ
チーフコンサルタント

京角 友恵 氏

B-5 14:20〜15:00

データ統合・活用実現までのロードマップ策定のツボ
~ データファブリックを理解して推進する、レガシー移行とデータ活用基盤の構築 ~

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
エバンジェリスト

嶋田 貴夫 氏

C-5 14:20〜15:00

DWHとデータレイクのいいとこ取り!
データ基盤の新概念「データレイクハウス」とは?

データブリックス・ジャパン株式会社
マーケティング本部
本部長

岡本 智史 氏

D-5 14:20〜15:00

DXを情シスが先導!!
なぜできるのか、実体験とポイントをご紹介

株式会社セゾン情報システムズ
コーポレートデベロップメントセンター
ITサポート部
部長

工藤 学 氏

E-5 14:20〜15:00

SAPへの投資を最大化するQlik Gold Client

クリックテック・ジャパン株式会社
データインテグレーション事業
シニア・アカウント・マネージャー

木口 亨 氏

クリックテック・ジャパン株式会社
データインテグレーション事業
シニア・データ・アーキテクト

徐 志遠 氏

ラウンジトーク 615:00〜15:10昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-6 15:10〜15:50

データドリブン経営を加速させるデータマネジメント組織構築から得た学びと知見

ヤマト運輸株式会社
執行役員
デジタル機能本部 デジタルデータ戦略担当

中林 紀彦 氏

B-6 15:10〜15:50

大林組におけるBIMの現状と普及への挑戦、
新たな建設プロセス、事業モデルの確立に向けて

株式会社大林組
グローバル経営戦略室
ダイバーシティ&インクルージョン推進部
部長

中沢 英子 氏

C-6 15:10〜15:50

Web3.0における「データメッシュ」と
ブロックチェーン融合によるDX推進

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
取締役副社長 兼 COO

齋藤 正勝 氏

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
執行役員 兼 IFA事業部部長

中澤 康至 氏

D-6 15:10〜15:50

社会課題解決に向けた日野自動車のコネクティッド戦略

日野自動車株式会社
デジタル領域
領域長

小佐野 豪績 氏

E-6 15:10〜15:50

データと業務を結び付けて考えるCRM戦略

株式会社ecbeing
代表取締役

林 雅也 氏

ストリートメディア株式会社
シニアコンサルタント
店舗のICT活用研究所代表

郡司 昇 氏

株式会社CaTラボ
逸見 光次郎 氏

株式会社 三越伊勢丹
MD統括部マーケティンググループ
CRM企画推進部 CRM企画

星 祐輝 氏

株式会社みずほ銀行
個人マーケティング推進部
CXデザインチーム
調査役

武藤 奈緒子 氏

ラウンジトーク 715:50〜16:10昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-7 16:10〜16:50

ガイド付きNLQで真のセルフサービス分析の実現を!
〜新たな分析体験で組織をデータドリブンに〜

Yellowfin Japan株式会社
東アジア事業責任者

林 勇吾 氏

B-7 16:10〜16:50

顧客主導型のアプローチがMDMを成功に導く
~DX推進に向けたデータ基盤構築事例を具体例に~

株式会社JSOL
法人事業本部 ビジネスIT事業部
デジタルソリューション 第一部 第一課
アソシエイトマネジャー

有澤 太 氏

株式会社JSOL
法人事業本部 ビジネスIT事業部
デジタルソリューション 第一部 第一課

前田 洋 氏

C-7 16:10〜16:50

デジタル時代のストレージ基盤の要件とは?
~性能・コスト・拡張性の壁を乗り越える~

ピュアストレージ・ジャパン株式会社
マーケティング本部
フィールドマーケティングマネージャー

正見 卓司 氏

D-7 16:10〜16:50

デモで学ぶ!データガバナンスとアナリティクスの
二刀流を実現するプラットフォーム

日本マイクロソフト株式会社
Azureビジネス本部
プロダクトマーケティングマネージャー

樋口 拓人 氏

日本マイクロソフト株式会社
マイクロソフトテクノロジーセンター
テクニカルアーキテクト

比嘉 義人 氏

E-7 16:10〜16:50

使わなければもったいない!
ERPデータを2倍活用するためのデータ基盤

SAPジャパン株式会社
Industries and Customer Advisory統括本部
シニアディレクター

椛田 后一 氏

ラウンジトーク 816:50〜17:00昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-8 17:00〜17:40

Zホールディングスにおける
データマネジメントのアプローチ

Zホールディングス株式会社
GCDO室 室長

佐野 真規 氏

B-8 17:00〜17:40

生産系デジタルツインの実現に挑む!
~旭化成におけるDXの取組みについて~

旭化成株式会社
デジタル共創本部 スマートファクトリー推進センター
センター長

原田 典明 氏

C-8 17:00〜17:40

柔軟で変化に強いシステムにするために実装した
データハブ+疎結合アーキテクチャ

株式会社フェリシモ
IT推進部 部長

山下 直也 氏

D-8 17:00〜17:40

スマートファクトリー実現に向け
PLM、ERP、製造現場の最前線をデータで連携

川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー
航空宇宙ディビジョン
生産総括部 生産企画部 生産システム課
課長

酒井 亨 氏

E-8 17:00〜17:40

メンバーの興味抽出のための
分析基盤構築プロセスを明かす

JDMCエンジニアの会リーダー
株式会社Q’sfix
エマージングテクノロジーユニット
スペシャリスト

寺内 潤 氏

ラウンジトーク 917:40〜17:50昨年ご好評いただいた登壇者の方とのトークセッションなど配信会場から生中継!
A-9 17:50〜18:30

【JDMC研究会発表】
JDMCの大きな魅力&会員の利点である
研究会/コミュニティの活動を一挙紹介

株式会社リアライズ
代表取締役社長
日本データマネジメント・コンソーシアム事務局長 兼 理事

大西 浩史 氏

B-9 17:50〜18:30

【JDMC研究会発表】
実務者が考えるAI・データ活用における倫理フレームワーク(仮)

SBIホールディングス株式会社
社長室 次長

佐藤 市雄 氏

日本電気株式会社
デジタルビジネスプラットフォームユニット
サービスプラットフォーム事業部
シニアエキスパート

安井 秀一 氏

【JDMC研究会発表】
データマネジメントの”沼”を乗り越えよう、
理論や事例から理解する正しいアプローチとは?

ビジネスエンジニアリング株式会社
ソリューション事業本部
デジタルエンタプライズ本部
データマネジメント部
ITコンサルタント

加藤 俊 氏

C-9 17:50〜18:30

【JDMC研究会発表】
みんなで語ろう! 愉快な「MDMとデータガバナンス研究会」

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス事業部
エバンジェリスト

水谷 哲 氏

【JDMC研究会発表】
データドリブン経営に挑む最初の一歩とは?
~実践に不可欠な本当に役立つ手引き書~

株式会社アシスト
ビジネスパートナー営業本部

浅羽 義彦 氏

D-9 17:50〜18:30

【JDMC研究会発表】
人間系のデータにも着目した
データマネジメントの姿

株式会社アシスト
DX推進技術本部
デジタル推進技術統括部
ナレッジ・プラットフォーム技術部 1課

並木 雅之 氏

【JDMC研究会発表】
社会課題を解決する視点から見た
IoT・AI、データの活用状況を研究

株式会社プライド
シニア・システム・コンサルタント

吉岡 隆志 氏

株式会社アーク情報システム
アドバンストテクノロジー部
部長

峰岸 猛 氏

富士通株式会社
LDP事 エンジニアリング部
シニアリサーチャー

石田 勉 氏

E-9 17:50〜18:30

【JDMC研究会発表】
データ活用人材の育成プログラムを策定、
50項目以上からなる構成要素を解説する

株式会社ECマーケティング人財育成
代表取締役

石田 麻琴 氏

【JDMC研究会発表】
みんなが嬉しいオープンデータの
利用者と提供者を仲介するサイト作り構想

株式会社アシスト
ビジネスパートナー営業本部

浅羽 義彦 氏

※予告なく内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

アーリーバード(チュートリアル)セッション

A-18:30〜9:20
駒沢 健 氏

企業活動の全体像から
データアーキテクチャを俯瞰する

日本電信電話株式会社
技術企画部門 IT推進室
次長

駒沢 健 氏


企業の組織や業務内容はビジネスの拡大や時間とともに複雑になり、活動を支えるシステムや扱うデータが散在し、きちんとマネジメントすることが難しくなってます。個々の業務部門のニーズに基づいてシステム開発が行われ、また隣接する業務や部門のシステムと整合をとらずにデータを定義・設定するケースは、今も日常茶飯事ではないでしょうか。この「全体整合性のなさ」が、IT化やDXを難しくしている要因の一つです。
そこで今、改めて脚光を浴びているのが「Enterprise Architecture(EA)」です。企業の全体像を1)ビジネス/業務、2)データ、3)システム、4)テクノロジという4つの視点で抽象化して捉え、整合性を確保しながら全体と個別、抽象化と具体化を行き来するための優れたフレームワークです。ここでは中・大手企業には欠かせないとも言えるEAを、主にデータマネジメントに適用する実践方法を解説します。

受講対象者:
DX変革のミッションを担われている方、データの全体像を企業活動と連動されたい方

B-18:30〜9:20
水谷 哲 氏

用語で学ぶMDMの基本と本質

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス事業部
エバンジェリスト

水谷 哲 氏


アルゴリズムは情報工学、データサイエンスは統計学。MDM (マスターデータ管理)の中心は国語です。さまざまなテクノロジーを日本語で理解し、日本語で整理し、日本語で語れることが最も重要です(英語で仕事をされている方は「英語」に読替えてください)。顧客マスターが誰 (who)、製品マスターが何 (what)、それにwhen, where, howとマスターデータはデータの4W1Hを決める語彙に相当します。本質を理解し語彙を極めたならば、カタコトでも通じることでしょう。データという言葉が通じることがMDMの目標です。
本セッションの主旨は、MDMの用語を日本語で読み解きつつ、MDMの基本をお伝えすることにあります。知っているようで知らないMDM用語、なじみのないMDM用語を解きほぐし、同時にMDMの原理を解説します。バズワードに負けず流されない確かな知識と、リモートワーク時代のコミュニケーションにも通じるMDMのココロをお伝えします。

受講対象者:
「DX」「データマネジメント」「MDM」「データカタログ」に関心がある、あるいは関わりのある方。あふれるカタカナ語に辟易しつつも、引きずられて難儀している皆様

C-18:30〜9:20
福岡 真之介 氏

顔認識AIの利活用における留意点、
過去に問題になった事例を踏まえて

西村あさひ法律事務所
パートナー弁護士

福岡 真之介 氏


近時、顔認識AIを活用するシーンが増えています。オフィスや工場、倉庫などの入退室管理、公共施設や商業施設における利用者管理などが一例で、その利便性から今後、利用はさらに拡大すると考えられています。もっとも顔認識は、人固有の情報である顔を利用する点や変更ができないことから、人の追跡・監視にも使えるためプライバシー侵害となる可能性も高く、その利用に対する批判がされることも多々あります。
例えば、犯罪を犯したが罪を償った人を検知・監視するようなケースです。本セッションでは、利便性の一方で利用には注意も求められる顔認識AIについて、実際に問題になった事例を参考に、法律及び倫理の観点からどのような点に留意しなければならないかについて解説します。

受講対象者:
ユーザー企業の経営マネジメント層、CIO、情報システム部門長、情報システム部門スタッフ、事業責任者、システム子会社の責任者、企画担当者など

D-18:30〜9:20
野口 竜司 氏

文系でも分かるAI基礎
~AI活用人材になろう~

日本ディープラーニング協会
人材育成委員

野口 竜司 氏


デジタル時代のキーテクノロジーであるAI(人工知能)は、データサイエンティストにはもちろん、エンジニアを含む多くのプロフェッショナルにとって重要なイシューになりつつあります。そこで本セッションでは、AIの”基本のキ”としてのAIの4つのタイプ別の特徴、社会を大きく変化させるポテンシャルを持つ新世代のAIの実力を中心に、AIを活用する人材としての第一歩を踏み出すきっかけとなる話をお届けします。具体的には次のような内容です。
1.AI活用「待ったなし時代」へ
2.AIの「4タイプ分類」を覚えよう
3.知らないとピンチ!?「新世代AIの実力」
4.「AI人材」になるには?
エンジニアだけでなく、多くのビジネスパーソンの参加をお待ちしています。

受講対象者:
・AIに関心のあるITエンジニアの方々
・理系・文系に関わらず、AIを業務に役立てたいプロフェッショナルの方々

E-18:30〜9:20
佐々木 宏 氏

AIの最前線の一端を知る
~GPT-3による自然言語処理~

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
DX事業部 AIソリューション室
主幹

佐々木 宏 氏


世界中の言葉を学習したAIは、どんなことができるのか?ーー。米国OpenAIは、さまざまな自然言語処理タスクを実現できる「GPT-3」という汎用AIモデルを作り上げました。約45TBものテキストデータのコーパスを約1750億に及ぶパラメータを使用して学習。質問応答や翻訳はもちろん、少しの言葉から目を見張るような秀逸な文章を生成したり、自然言語で指示するだけで適切なソースコードを生成したりすることができます。
このような一般的には学習が難しい巨大なAIモデルも、近い将来、私たちが身近に利用できるようになるのは確実であり、その進化からは目が離せません。データの利活用を考える上でも極めて重要です。本セッションでは、近年の自然言語処理の動向を振り返った後、GPT-3のコンセプトや具体的な利用方法、そしてソースコードを生成するCodexというモデルについては実際の利用例を交えて説明します。

受講対象者:
自然言語など非構造データの利活用を検討されている方、自然言語処理、特にGPT-3やCodexに興味をお持ちの方

K-1 基調講演 1 9:50~10:40
Karl Johnny Hersvik 氏

衛星ビッグデータや気象データの実際と可能性
最適な作物の選択や最適耕作地の探索を例に

株式会社 天地人
COO/取締役

百束 泰俊 氏


ビッグデータといえば、IoTなどセンサーが生み出すデータやSNSなど消費者発のデータを想起しがちですが、それだけではありません。近年、関心が高まるのが衛星データです。衛星の製造や打ち上げから受信設備の提供、データ解析までエコシステムが形成されつつあり、地球観測を目的とした人工衛星も年々急増。宇宙から俯瞰したランドスケープや気候、植生などの実態データを、時系列で緻密に把握できるようになり、その活用に取り組む動きが増えているのです。
JAXA認定ベンチャーである天地人はその1社。衛星から得られる様々な情報を過去から現在に至るまでのビッグデータとして分析し、主に最適な作物の選択や最適耕作地の探索を行っています。ここでは新たなフロンティアと言える衛星ビッグデータについてデータ利用ビジネスの現状や課題を中心に、天地人における具体的な事例を含めて報告します。

A-210:50〜11:30
森本 卓也 氏
インフォマティカ・ジャパン株式会社

急拡大するデータマネジメントの現実と理想
海外最新事例から読み解くベストプラクティス

インフォマティカ・ジャパン株式会社
セールスコンサルティング本部 CoE
ソリューションアーキテクト & エバンジェリスト

森本 卓也 氏


Covid-19により急加速したデジタル中心の世界では、データドリブンなビジネスを実践するのはもはや当たり前。事実、いち早く変革に挑んだ企業では、ビジネスの俊敏性の向上、より深いインサイトの取得を支えるデータ活用と管理の取り組みが活発化しています。一方で少なくない企業において、この取り組みの前にデータの価値を封じ込める無数の壁が立ちはだかっています。
データのサイロ化、レガシーシステムとマルチクラウドで複雑度を増すIT環境、IT組織と事業部門で滞るコラボレーション、厳格化するデータプライバシー規制対応、全社規模のデータガバナンスの不在などです。これらの壁を破壊し、継続的に成功をもたらすデータドリブンビジネスの要因とは何でしょうか。本講演では、世界各国のデジタル変革の最新潮流や先進事例を紹介しながら、デジタル時代に求められるデータアーキテクチャ像を示します。

B-210:50〜11:30
阿部 幸太 氏
株式会社マクニカ

製造DXのデータ活用に潜む罠!
鍵はデータマネジメントのアプローチ

株式会社マクニカ
イノベーション戦略事業本部
デジタルインダストリー事業部
事業部長

阿部 幸太 氏


日本企業、特に製造業では現場部門のそれぞれがカイゼン活動を行い、業務の工夫を重ねてきました。これは大きな強みですが、一方でその結果として業務やシステムがそれぞれの部門に最適化・サイロ化している面があることも否めません。こうしたことから各部門の様々なシステムに散在するデータを結合し、部門を跨いだデータ活用をすることに大きな可能性があること、それがDXに繋がることを確信する企業が増えています。
しかし、そう確信してデータインフラの整備に乗り出した企業が陥りやすい罠があります。一例が時間と費用をかけても要件がまとまらないというものです。本セッションでは、ほかにどんな罠があり、それらを回避するためのアプローチを含めて、データマネジメントの観点からリアルな現実をお話します。製造業のDXを担う皆様との意見交換の場にしたいと考えています。

C-210:50〜11:30
Denodo Technologies 株式会社

論理データファブリックによる
DXの推進と実ユーザーに見る効果

Denodo Technologies株式会社
営業本部
部長

徳澤 丙午 氏


DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が本格化しています。しかしDXは、単にRPAやクラウドを活用すればいいわけでも、ペーパーレスや業務をオンライン化すれば済むわけでもありません。DXには、その前提・あるいは基盤としてデータ活用が必要不可欠です。データ活用に向けて注目されるのが「データファブリック」という概念であり、それを具現化する技術・ツールです。
では以前からあるデータウェアハウスやデータレイクとデータファブリックは、何がどう異なるのでしょうか?どんな利点を企業にもたらすのでしょうか?本セッションではデータファブリックを論理的に実現するデータ仮想化について解説し、有力調査会社が実施したユーザー・インタビューをまとめたレポートや、データファブリックで効果を上げている企業の事例を紹介します。

D-210:50〜11:30
岩渕 史彦 氏
株式会社 日立製作所

データマネジメントを一歩進めるための勘所とは?

株式会社 日立製作所
サービスプラットフォーム事業本部
IoT・クラウドサービス事業部
エンジニアリングサービス第2本部
ネットワークシステム第3部
担当部長

岩渕 史彦 氏


近年、IoTやモバイルなどの普及・浸透によって、これまで実現が難しかった膨大なデータの蓄積、ビジネスへの活用とビジネスモデルの変革が、業種業態を問わず当たり前のように求められるようになりました。
昨今では、そのようなデジタル技術とデータ利活用による企業変革=DXに取り組むお客さまから、「データ利活用を推進するために、どのような組織作りやITが求められるのか、何をどのような順番で進めればよいのかよくわからない」といった声を伺う機会が増えてきています。
背景には、これまでとは全く異なるより高いレベルで膨大かつ多種多様なデータを適切に管理し、利便性を維持・向上させるための「責任体制」「ルール/プロセス」「IT(データマネジメント基盤)」を整備し、運用する必要が出てきたことが挙げられます。すなわち「デジタル時代ならではのデータマネジメント」が求められているのです。
本講演では、さまざまなお客さまと課題解決に取り組んだ事例を交え「データマネジメントの今」と「データマネジメントを一歩進めるための勘所」をお伝えします。

E-210:50〜11:30
船越 祐哉 氏
日本電気株式会社

DX推進者必見!「データドリブン経営」成功の要諦

日本電気株式会社
デジタルビジネスオファリング事業部
シニアマネージャー

船越 祐哉 氏


市場環境がめまぐるしく、急激に変化する中、データドリブン経営が注目されています。昨日の延長線上に明日が存在せず、例えば先月この価格で売れたからと言って今月も同じ価格で売れるとは限りません。中期の事業計画でさえも日々、弾力的に見直していく必要があるのです。前例踏襲や経験・勘に頼った意思決定は、今日、リスクでしかないと言っても過言ではないでしょう。
しかし、「データドリブン経営」を実現するためには、データのサイロ化や人材への教育、技術、組織間連携、さらには企業風土といった課題に立ち向かわなくてはいけません。本講演では「データ活用を推進せよ」と言われたものの、どう進めていけばいいのか、様々な課題をどう乗り越えるべきか、といった悩みを抱える方々に向け、基盤整備実行のポイントや課題毎の解決アプローチを顧客事例を交えて解説します。

A-311:40〜12:20
櫻井 貴之 氏

MUFGにおけるデータ利活用に向けた取り組み

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
執行役員 グループCDO 兼
経営情報統括部 経営情報統括部長

櫻井 貴之 氏


コロナ、グリーン、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、社会環境の変化が大きく進むなかで、データの重要性はますます高まっています。
このような状況において、国内で約3,400万人の個人、約120万社の法人のお客様を擁するMUFGにおいても、データ利活用の推進に向けて取り組みを進めています。
講演では、こうした取り組みの概要と、データの利活用プロジェクトから得られた気づきや示唆(推進上の課題やポイントなど)について、特にレガシーを抱える伝統的な企業の立場より、ご説明をさせていただきます。
本講演の内容が、データの利活用を進めていこうとなされる方々のご参考になれば幸いです。

B-311:40〜12:20
谷川 雄司 氏

マスタデータモデルをユーザーがつくる意味

ポリプラスチックス株式会社
SCM企画室
主任部員

谷川 雄司 氏


大手化学品メーカーであるダイセルの関連会社でエンジニアリングプラスチック大手の同社は、サプライチェーン(SC)の一元管理を目的にプロセスの見直しに取り組んでいます。組織ごとの観点で組まれた各プロセスを、連続する大きなSCプロセスとして捉え直す試みです。
課題の一つとして、プロセスの繋ぎ目でマニュアル作業が多数発生していることが挙げられます。特に、生産前後のERPと、生産管理システムで使用するコードの違いによる変換作業に多くの工数を割いています。
間も無く実装されるMDMシステムと、それを活用したプロセスでは、SKUの考え方の統一を実現しています。データ個数の関係をn:mから1:nに整理し、マニュアル作業を一部の例外と位置づけ基本はすべてデータ連携させるというプロセス全体の見直しが行った成果となります。
講演では、如何にユーザー部門が主導してデータモデルを作成することが重要か、検討事例をもってご紹介します。また、各関係部門との調整においては、SCを一元的にプロセスとして繋げるという大命題があるというあったこと、また、データモデルの文法が存在したことが検討の助けになったことも併せてご紹介いたします。

C-311:40〜12:20
林 拓人 氏

業界共通商品マスタ「J-MORA」
策定までの泥臭い現場のプロセスと概要、そして未来

一般社団法人リテールAI研究会
業界共通商品マスタ「J-MORA」分科会リーダー
今村商事株式会社
シニア バイス プレジデント 兼 営業本部 統括本部長

林 拓人 氏


食品・飲料・日用品など消費財メーカーや卸・小売業などが組織する「リテールAI研究会」は、業界共通商品マスタ「J-MORA」を策定しました。個別に作成・管理している商品マスターを共通化し、商品情報のやり取りにかかる業務負荷を軽減するとともに、データをオープン化して誰もが膨大なデータに触れられるようにし、それを”料理”できるようにするためです。
背景にはデジタル化やその先にあるDXを進める上で、「現場と経営の壁」、「ソリューションベンダーと現場の意思疎通」といった課題があり、その底流にデータのサイロ化があるという問題意識があります。J-moraにより、企業間の壁を取り除き、現場の課題に寄り添えると考えています。講演ではJ-Moraの概要と、現場を軸においた策定のプロセスや工夫点、今後の展望をお話します。

D-311:40〜12:20
野口 清成 氏
臺 卓治 氏

全社的データ統合基盤で実現する
DX活動とデータマネジメント

株式会社SUBARU
専務執行役員 CIO
IT戦略本部長 兼 経営企画本部副本部長

臺 卓治 氏

株式会社SUBARU
IT戦略本部
デジタルイノベーション推進部長 兼
情報システム部担当部長

野口 清成 氏


「100年に1度の大変革期」と言われる自動車業界では、業務基盤の強化とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は至上命題です。その源泉になるのが価値あるデータとその活用ですが、数年前までSUBARUではデータは企業内に散在しており、十分に活用できる状態ではありませんでした。
IT戦略本部では4年前の組織化を契機に、「品質の改善」「新たな価値創造」に取り組んでおり、その手段の一つとして「全社的データ統合基盤」を整備し、各部門毎に個別に管理されていたデータの集約/集中管理化と、利用者に判りやすく使いやすい形でデータを保持して、幅広い業務でデータを活用していく活動を進めています。本講演では、このデータマネジメントを通じた「データ価値の最大化」の実際と、データを活用したDX推進活動について説明します。

E-311:40〜12:20
海老名 裕 氏

現場起点のDX:生活消費サプライチェーンでの挑戦

伊藤忠商事株式会社
IT・デジタル戦略部 デジタル戦略室
室長代行

海老名 裕 氏


伊藤忠にとってDXの取り組みにおける最優先領域は、生活消費サプライチェーンにおけるデータ活用です。食品などの廃棄ロス、物流費の高騰、労働力不足など直面する課題には共通点もありますが、実態として個別バラバラの要素も少なくありません。各課題に寄り添い、丁寧に解決していくことが必要です。しかも、いずれも成果を得るのは簡単ではありませんが、成果が見えないままだと推進力が弱り、息切れしてしまいます。
いかに地に足をつけて現場課題を解きほぐし、成果を積み上げながら推進していくかーーこの点で鍵になるのがデータです。本講演では、複数のプロジェクトを通じて見えてきた「現場起点のDX」について、「課題整理・目的明確化」、「下拵え・データ整備」、「業務とAIモデルの融合」、「現場への落し込み」、そして「蓄積されたデータ・ノウハウの応用」を説明。さらに様々な障壁とそれを乗り越えてきた軌跡、その先に見えてきた展望を紹介します。

A-412:30〜13:00
太田 正秀 氏
株式会社リアライズ

ITよがりからの脱却!自動車メーカ出身者が語る
「データ統合基盤」作りのツボ

株式会社リアライズ
取締役
兼 データマネジメント事業本部 本部長

太田 正秀 氏


「データ統合基盤」の構築・運用はどんな企業にも喫緊の課題。ある企業では経営からの指示を受け、かなりの時間と費用をかけて既存システムとの連携や膨大なデータの蓄積、加工、分析が行えるデータ統合基盤を構築、華々しくカットオーバしました。しかし陰で「ごみ箱」と揶揄されるほど、利用者からの評判は著しく悪いという問題に直面しました。システム性能や機能は十分だったにせよ、データ品質を保つための仕組みやデータ運用ルールの整備が不十分だったことが大きな原因の一つです。
ではどうすれば良かったのでしょうか?本講演では、大手自動車メーカで苦難を乗り越えデータマネジメントを推進した講師が、現場ファーストで構築するデータ統合基盤作りのポイントを解説します。データを適切に利活用することで企業価値を上げたいと考える全ての企業の方に聴講をお勧めします。

B-412:30〜13:00
渡辺 元 氏
Talend株式会社

世界のトレンドワード「データファブリック」
~その全容と成功事例~

Talend株式会社
リージョナルダイレクター

渡辺 元 氏


データファブリックは、米ガートナーの最新レポート「2022年の戦略的テクノロジー12のトレンド」において、最初の項目として取り上げられている重要な概念・技術です。それを具体化したソリューションが「Talend Data Fabric」であり、必要な場所で必要なデータを活用できるようにデータの統合や整合性の確保、データガバナンス、アプリケーションとのAPI統合などを提供します。
では、データファブリックはなぜ重要なのでしょうか?完全かつ健全なデータを全社で活用するために、ほかの技術やソリューションに比べて何が優れているのでしょうか。本講演では、Talend Data Fabricの特徴に加え、いち早くこのソリューションを活用してビジネスを成功させた事例を交えて、これらの疑問を解き明かします。

C-412:30〜13:00
宮川 雄希 氏
株式会社データX

マーケティングDX成功企業から紐解く、
「運用工数」と「ツールコスト」低減の裏側

株式会社データX
Marketing Unit
Manager

宮川 雄希 氏


DX推進やデータ活用に大量の工数や費用を投下しているものの、特にKPI改善において期待した成果を生み出せない問題を抱える企業は少なくありません。
そこで本講演では、ノーコードによるデータ活用環境を構築することでマーケティング部門単独で主要KPIを大幅に改善し、同時にツールの導入工数や運用コストを低減した企業の事例を取り上げ、同社の取組の裏側を紹介します。
なおデータXはビッグデータを主軸に事業を展開するデータテクノロジー企業で、マーケティング領域におけるデータ活用SaaSソリューション、「b→dash」を開発・提供しています。

D-412:30〜13:00
亀田 敏広 氏
ヴィーム・ソフトウェア株式会社

Veeamで実現するマルチクラウド環境のデータ保護最適化

ヴィーム・ソフトウェア株式会社
クラウド・ソリューション・アーキテクト

亀田 敏広 氏


昨今、コンテナ、仮想サーバ、物理サーバなどのワークロード多様化や、複数のクラウド環境利用など、データを取り扱うインフラの管理・運用を取り巻く環境は複雑化し、多くのご担当者様が困難に直面されていることと思います。
では、何をどうすればよいのか?Veeamはその鍵を「一元管理とモビリティ」にあると考えています。
本セッションでは、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド環境を見据え、どのようなデータ保護を実現していくべきかについてお話したいと思います。
ワークロードのデータ保護の効率化、自由なワークロード移動によるマルチクラウド活用、DR・BCP対策の実現にご興味のある方(もしくはお悩みの方)は、是非ご参加ください。

E-412:30〜13:00
髙山 博史 氏
ヴィーム・ソフトウェア株式会社

単なるクラウドDWHではないSnowflake
データの価値を最大化する「データクラウド」とは?

Snowflake株式会社
セールスエンジニアリング本部
シニアセールスエンジニア

髙山 博史 氏


データの価値を高めるためには「サイロ化されたデータの統合」「データの発見と安全な共有」「多様な分析ワークロードの実行」が欠かせません。SnowflakeはクラウドネイティブなDWHとして、多くの企業のこれらの課題解決に貢献してきました。しかしSnowflakeが提供するのそれだけではありません。取引先等の様々な社外データとの連携に加え、ビジネスに有用なデータを簡単に入手できるデータマーケットプレイスも提供が始まっています。本セッションでは、これらがもたらす新たな価値や日本企業による活用事例を紹介します。

K-2 基調講演 213:20〜14:10
中野 剛志 氏

物流を制する者は、市場を制す
ー物流コストインフレ時代の企業戦略ー

経済産業省
商務・サービスグループ 物流企画室長

中野 剛志 氏


巣ごもり需要の拡大によりEC化が進展する一方で、ドライバーをはじめとする物流の担い手は減少しています。日本の物流はこのような需給バランスの崩壊という深刻な危機に直面しています。このままでは物流が滞り、荷主企業はもとより経済全体に影響が拡大します。この中で、インターネットの仕組みを物流に応用する”フィジカルインターネット”について議論を行っています。
フィジカルインターネットは物流を「協調領域」とし、パレットや外装の標準化、コード体系の統一、そして様々な企業をまたいだデータ連携を実現し、究極の物流効率化を実現するものです。欧米でいち早く研究開発が進むほか、日本でも2021年10月、経済産業省と国土交通省で「フィジカルインターネット実現会議」を立ち上げました。本講演では、物流危機の現状とフィジカルインターネットについて説明します。

A-514:20〜15:00
京角 友恵 氏
株式会社データ総研

プロジェクトで終わらせない
企業を”変革”するためのロードマップの描き方

株式会社データ総研
コンサルティンググループ
チーフコンサルタント

京角 友恵 氏


DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が一般に広がりこれに取り組まれる企業が増えている一方で、「成功」している企業の数はあまり増えていません。その背景には、DX=脱レガシー・RPA導入・MA/CRM構築などの認識が強いため、システムの導入が目的となってしまい業務改善や変革に繋がっていないことや、スモールスタートで始めた取り組みをなかなか全社に展開できないことなどが挙げられます。DXの本質である企業の”変革”を実現するためには、まず構想策定・企画フェーズで組織を横断した目的を設定し、活動の輪が自然と広がっていく、フィージビリティのあるロードマップを描くことが重要です。本講演では構想策定・企画フェーズの進め方とポイントを、事例を交えてお話しします。

B-514:20〜15:00
嶋田 貴夫 氏
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

データ統合・活用実現までのロードマップ策定のツボ
~ データファブリックを理解して推進する、レガシー移行とデータ活用基盤の構築 ~

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
エバンジェリスト

嶋田 貴夫 氏


企業システムを統括するCIOやITリーダーは、SAP ERPをはじめとするレガシーシステムの刷新、および経営層や事業部門から要請されているデータ活用基盤構築というミッションを同時並行で進める必要があります。しかし決して簡単ではなく、多くの場合、時間やリソースの制約から、どのように理想形に近づけていくかというロードマップの策定に苦慮しています。
そこで注目すべきなのが、単なる物理的なデータ統合ではなく、データを効率的にビジネス価値に変えていく「データファブリック」という概念・技術です。
この講演では、レガシーシステムの移行などを具体的に想定したデータ移行作業と、データ活用基盤の立ち上げ、そしてデータファブリック化を推進するステップについて、「データ仮想化」をはじめとするTIBCOソリューションの活用イメージを交えて解説します。

C-514:20〜15:00
岡本 智史 氏
データブリックス・ジャパン株式会社

DWHとデータレイクのいいとこ取り!
データ基盤の新概念「データレイクハウス」とは?

データブリックス・ジャパン株式会社
マーケティング本部
本部長

岡本 智史 氏


構造化データか非構造化データ(画像、センサーデータなど)かを問わず、データをそのままの形で柔軟に格納する「データレイク」。誰もがすぐに分析ができるように構造化データを整形・加工し、扱いやすい形で蓄積・提供する「DWH(データウェアハウス)」。これらは用途が異なるので、適材適所で両方を使う企業は少なくありませんが、それは容易に想像いただけるように運用管理の複雑さやコストの増大を招きます。
そんな中、「データレイクハウス」という考え方が登場しました。簡単に言えば、データレイクにメタデータ管理やスキーマといったDWHの要素を追加し、DWHの機能を備えたデータレイクです。本セッションでは、これを実現したデータブリックスの「レイクハウス・プラットフォーム」のアーキテクチャや機能を参照しながら、データレイクハウスについて解説します。

D-514:20〜15:00
工藤 学 氏
株式会社セゾン情報システムズ

DXを情シスが先導!!
なぜできるのか、実体験とポイントをご紹介

株式会社セゾン情報システムズ
コーポレートデベロップメントセンター
ITサポート部
部長

工藤 学 氏


変化が激しく、先が読めない昨今のビジネス環境において、データエンジニアリングカンパニーである当社は「Eat our cooking」を掲げています。例えば「HULFT」や「DataSpider」といったツールについて、まず自社で率先して活用。その経験を製品やサービスにフィードバックし、顧客に提供するのです。
企業向けのSIサービスも同じであり、当社では情シスが先導して自社IT環境のクラウド移行がほぼ完了し、現在は次のステップであるデータドリブンプラットフォームを構築する真最中です。本セッションでは、なぜ情シスが一連の取り組みを先導できたのか、特にデータドリブンプラットフォームの構築時の重要な考慮点である「なぜ、やるべきと判断したか」、「どうして具体化できたか」、「どうやって、進めたか」を、実体験に基づいて紹介します。

E-514:20〜15:00
徐 志遠 氏
木口 亨 氏
クリックテック・ジャパン株式会社

SAPへの投資を最大化するQlik Gold Client

クリックテック・ジャパン株式会社
データインテグレーション事業
シニア・アカウント・マネージャー

木口 亨 氏

クリックテック・ジャパン株式会社
データインテグレーション事業
シニア・データ・アーキテクト

徐 志遠 氏


SAPシステムが担うビジネス環境は年々厳しさを増し、必然的にその役割も増大しています。当然、最先端のSAP ERPを導入、あるいは最新版にマイグレーションしたからといって、それで終わりではありません。導入企業は環境の変化をとらえてシステムを進化させ、さらなる変化に適応させる必要があります。そのためには柔軟な環境整備とそれを可能にするテクノロジーが不可欠です。
クリック(Qlik)のSAP向けソリューション「Qlik Gold Client」は、そうした日々の運用を支え、変化に対応するために、新たに構築するSAP環境のシミュレーションを可能にします。本講演では、日々のビジネスシーンにおけるシミュレーション環境の有用性やSAP ERPへの投資を最大化するQlik Gold Clientの機能を、クライアント間のデータサブセットのコピーを含めたデモを交えて紹介します。

A-615:10〜15:50
中林 紀彦 氏

データドリブン経営を加速させるデータマネジメント組織構築から得た学びと知見

ヤマト運輸株式会社
執行役員
デジタル機能本部 デジタルデータ戦略担当

中林 紀彦 氏


ヤマトグループは2020年1月に経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」を策定し、基本戦略の1つとしてデータドリブン経営を掲げました。以来、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを通じた物流オペレーションの効率化や標準化に加え、データ分析に基づく業務量の予測や経営資源の適正配置、迅速な意思決定の実現などを目指して改革を進めています。
しかしグループ全体に及ぶ改革だけに、単にデータ分析人材を育成・採用したり、AIを活用したりといった取り組みではうまくいきません。戦略、組織、人材育成などをうまく調和させながら推進する必要があります。これらについて本講演では、実践から得られた学びや知見などをお話します。さらになくてはならない機能であるデータの整備やガバナンスを担うデータマネジメント機能について、詳しく解説します。

B-615:10〜15:50
中沢 英子 氏

大林組におけるBIMの現状と普及への挑戦、
新たな建設プロセス、事業モデルの確立に向けて

株式会社大林組
グローバル経営戦略室
ダイバーシティ&インクルージョン推進部
部長

中沢 英子 氏


1980年代、日本の建設業界はこぞってホストコンピュータ上で稼働するCADシステムを導入。その時から始まったデジタル化の波は、インターネットやビッグデータ、IoT、画像処理技術、AIといった多角的な技術革新が相まって、今日、最初のCADとは大きく異なる変貌を遂げています。それが「BIM(Building Information Modeling)」と呼ばれるデジタルツインのモデルであり、大林組はこれを建築物の計画から設計、施工、維持管理、運営にいたるライフサイクル全体において、業務基盤として一貫利用する方針です。
しかし言うは易く行うは難し。技術の進歩とそれを利用する現場サイドの思考回路は必ずしもシンクロせず、実状は格差が広がるばかりです。我々はこれを埋めるべく利用側に寄り添い、利活用に向けた企画や教育、推進支援をし続けています。まだ道半ばではありますが、新たな建設プロセスに挑戦し続ける企業文化の醸成の重要性について皆様と共有したいと思います。

C-615:10〜15:50
中澤 康至 氏
齋藤 正勝 氏

Web3.0における「データメッシュ」と
ブロックチェーン融合によるDX推進

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
取締役副社長 兼 COO

齋藤 正勝 氏

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
執行役員 兼 IFA事業部部長

中澤 康至 氏


IoTをはじめとするデータ・ランドスケープの変化により、企業が取り扱うデータ量は激増・多様化しています。しかしデータレイク技術の進歩により量的な面には対応する一方、データソースの増加やユーザーの多様性には対応できているとは言えません。例えば「認証・セキュリティ」「データ監査証跡」「重複データ管理コスト」「リアルタイム性を欠いたデータ連携」などが不十分であり、FinTech領域におけるデータ利活用やサービス・顧客体験の高度化に対する大きな阻害要因となっています。
そこでミンカブ・ジ・インフォノイドは、データメッシュとABAC(属性ベースのアクセス制御)をブロックチェーン上のメタデータによるラベリングで実装。APIを入り口として点在・散在する各データに、セキュアにアクセスできるWeb3.0ソリューションを構築しています。本講演では、ここに至った課題認識と新たなデータモデルやソリューションの利点について解説いたします。

D-615:10〜15:50
小佐野 豪績 氏

社会課題解決に向けた日野自動車のコネクティッド戦略

日野自動車株式会社
デジタル領域
領域長

小佐野 豪績 氏


物流・人流を支えるトラックやバスといった商用車を取り巻く環境やニーズは激変しています。車両の稼働率や積載率の向上、高齢化やeコマースの拡大に伴うドライバー不足、移動手段が不足する過疎地の課題、安全性の向上、あるいはCO2削減の要請などです。
日野自動車では、こうした課題の解決に寄与すべく、トラック・バスから取得できるデータを起点に、さまざまなデータやアイデア、ノウハウを有する共創パートナーとともにオープンに、かつスピード感をもって取り組んでいます。本講演では日野自動車とお客様、社会との双方向のつながりを通じ、お客様に”寄り添い続ける”サービスを提供していくコネクティッド戦略について紹介します。

E-615:10〜15:50
武藤 奈緒子 氏
星 祐輝 氏
逸見 光次郎 氏
郡司 昇 氏
林 雅也 氏

データと業務を結び付けて考えるCRM戦略

株式会社ecbeing
代表取締役

林 雅也 氏

ストリートメディア株式会社
シニアコンサルタント
店舗のICT活用研究所代表

郡司 昇 氏

株式会社CaTラボ
逸見 光次郎 氏

株式会社 三越伊勢丹
MD統括部マーケティンググループ
CRM企画推進部 CRM企画

星 祐輝 氏

株式会社みずほ銀行
個人マーケティング推進部
CXデザインチーム
調査役

武藤 奈緒子 氏


「データを活用したCRM実践」をテーマとする当コミュニティ。2020年度まで、ともすれば曖昧になりがちなCRMの目的やカスタマーを明確にして必要なデータを検討する、そしてカスタマージャーニーマップの各体験シーンごとの”ポジティブ”と“ネガティブ” をデータで見える化する、といったデータ活用に取り組んできました。
2021年度は実践の意味合いを強め、CRMの実践事例を講義で理解するとともに、実際の小売データ(ECによる販売と問合せ)の整備から分析までをハンズオン形式で学んできました。このセッションでは活動の中で参加者から挙がった気づきや課題を題材に、CRMにおけるデータ活用の勘どころや課題の乗り越え方などを、ディスカッション形式でお伝えします。

A-716:10〜16:50
林 勇吾 氏
Yellowfin Japan株式会社

ガイド付きNLQで真のセルフサービス分析の実現を!
〜新たな分析体験で組織をデータドリブンに〜

Yellowfin Japan株式会社
東アジア事業責任者

林 勇吾 氏


データ分析ニーズの裾野が拡がったことで、NLQ(Natural Lnguage Query:自然言語クエリ)が更なる進化を遂げています。これまでは予め用意された定型的なダッシュボードやレポートを使うしかなかった一般ユーザーが、普段誰かと会話をするイメージでデータについて質問したり、意思決定に必要な情報を見つけられるようになっているのです。セルフサービスで必要なアナリティクスができるとも言えます。また、データアナリストやIT部門の方々にとっては、サポートの負担が減り、より高度な分析も大幅な時間短縮が見込めます。
そんなNLQが、アナリティクスの分野ではどのように活用されているのか、そしてYellowfinが採用している「ガイド付きNLQ」が従来からある検索ベースのNLQとどう異なるのか?本講演ではこれらの解説を通じて、NLQが皆様のデータ活用環境に与えるインパクトをお伝えします。

B-716:10〜16:50
前田 洋 氏
有澤 太 氏
Yellowfin Japan株式会社

顧客主導型のアプローチがMDMを成功に導く
~DX推進に向けたデータ基盤構築事例を具体例に~

株式会社JSOL
法人事業本部 ビジネスIT事業部
デジタルソリューション 第一部 第一課
アソシエイトマネジャー

有澤 太 氏

株式会社JSOL
法人事業本部 ビジネスIT事業部
デジタルソリューション 第一部 第一課

前田 洋 氏


企業がマスターデータマネジメント(MDM)取り組むきっかけは様々であるにせよ、何よりもスピードが最優先である点は共通です。ではMDMをできるだけ短期間に、しかも着実に実現するにはどうすればいいでしょうか?我々は「顧客主導によるアプローチ」がその必要条件であると確信しています。なぜならデータ・ファーストが求められる今日、ユーザー企業やコンサルティング会社、SI企業などMDMプロジェクトにおけるステークホルダーの役割は、大きく変化しているからです。
当然、技術的な色合いが濃いだけに顧客主導は難しい面もありますが、現在ではこのハードルを越えることも可能です。本講演ではそれを示すため、顧客主導型による顧客マスタ構築プロジェクト事例を中心にMDMソリューション「J-MDM」の機能やとサービスを合わせて紹介します。

C-716:10〜16:50
正見 卓司 氏
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社

デジタル時代のストレージ基盤の要件とは?
~性能・コスト・拡張性の壁を乗り越える~

ピュアストレージ・ジャパン株式会社
マーケティング本部
フィールドマーケティングマネージャー

正見 卓司 氏


デジタル時代におけるデータマネジメントを支えるインフラであるストレージはどうあるべきか、そして何が求められるのか?オールフラッシュストレージ・アレイを主力とする当社はこうした点を真摯に追求し、管理性を高めて常に最新の状態を維持するサービスとしてのストレージ「STaaS」、SAP HANAやMicrosoft SQL Server、Oracle DBなどのパフォーマンス向上のための機能、などを提供しています。
加えてKubernetesベースのクラウドネイティブ・アプリケーションのための、永続ストレージやデータ保護、ディザスタ・リカバリ、データ・セキュリティといった機能をもたらすデータサービス・プラットフォーム「Portworx」も用意しています。本講演では、こうした製品やソリューションに言及しながら、デジタル時代のストレージ基盤について説明します。

D-716:10〜16:50
比嘉 義人 氏
樋口 拓人 氏
日本マイクロソフト株式会社

デモで学ぶ!データガバナンスとアナリティクスの
二刀流を実現するプラットフォーム

日本マイクロソフト株式会社
Azureビジネス本部
プロダクトマーケティングマネージャー

樋口 拓人 氏

日本マイクロソフト株式会社
マイクロソフトテクノロジーセンター
テクニカルアーキテクト

比嘉 義人 氏


データビジネスに関する課題は、複雑で難しいものばかりです。例えば、様々なソリューションや製品が次々に登場するデータ基盤や分析ツールはどう選ぶべきか、型や意味がバラバラのデータ統合に向けてルールとガバナンスをどう整備して運用すればいいか、そもそもデータ活用人材はどう育成すべきなのかなど、どれ一つとっても簡単ではありません。
このような課題に皆様はどのように取り組まれているでしょうか?マイクロフトは統合されたシンプルで無駄のないクラウドデータ基盤の提供に加えて、全ての企業が自らデータからビジネス価値を生み出す仕組み作りを本気で目指しています。本セッションでは、当社のデータ・AI活用のビジョンとともに、デモ・事例を交えて、企業がとるべきはじめの第一歩をお伝えします。

E-716:10〜16:50
椛田 后一 氏
SAPジャパン株式会社

使わなければもったいない!
ERPデータを2倍活用するためのデータ基盤

SAPジャパン株式会社
Industries and Customer Advisory統括本部
シニアディレクター

椛田 后一 氏


ERPをはじめとする社内システムには、取引に関わるデータや生産データ、会計データ、あるいは従業員に関わるデータなど正規化された膨大なデータが日々、蓄積されています。残念なことに多くの場合、それらのデータはシステムごとにバラバラな状態なのが現実でしょう。「それらを繋げて誰もがすぐに活用できるか?」という問に対し、Yesと即答できる企業は少数派なのです。
しかし、そうしたバラバラに溜まっているデータからさらなる付加価値を生み出すデータ活用を実現する、そしてデータ駆動型組織へと変革することは、今日、どんな企業にとっても避けて通れません。ではどうすればいいのでしょうか。本講演では、そのためのデータマネジメント基盤に関するSAPのソリューション戦略を失敗しないプロジェクト上申の進め方と併せて紹介します。

A-817:00〜17:40
佐野 真規 氏

Zホールディングスにおける
データマネジメントのアプローチ

Zホールディングス株式会社
GCDO室 室長

佐野 真規 氏


ヤフーを中核とするZホールディングスグループは、2021年3月に「LINE」と経営統合。グループ会社であるアスクルやZOZO、SREホールディングスなどを含めた国内利用者数は、延べ3億人超にのぼる国内最大規模のインターネットサービス企業グループとなりました。この巨大なユーザーベースから日々生まれるデータは当社の競争力の源泉であり、効果的な活用のために日々、様々な試行錯誤を行っています。
他方で、データの活用にはユーザーとの同意や同意情報の管理、ロギング/センシング、蓄積や処理、データやナレッジの管理まで、利活用に至る以前の段階でも多くの重要なプロセスが存在します。本講演では、グループ・サービス間のシナジー効果を高めていくための地道なチャレンジについて紹介します。

B-817:00〜17:40
原田 典明 氏

生産系デジタルツインの実現に挑む!
~旭化成におけるDXの取組みについて~

旭化成株式会社
デジタル共創本部 スマートファクトリー推進センター
センター長

原田 典明 氏


マテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域を主軸に、様々な事業を展開している旭化成。変化の激しい昨今の環境に対応するため、GDP(Green・Digital・People)をキーワードに掲げ、1)サステナビリティ実現に向けた取り組み、2)DXのさらなる進化・加速、3)「働きがい改革」の実行に取り組んでいます。特に2)DXについては2020年度にクラウドファーストを宣言、それ以降、様々な仕組みにクラウドを活用してきました。
さらに2021年4月にはデジタル共創本部を発足させ、「人」「データ」「組織風土」をデジタル変革の成功要因と位置づけて、デジタル技術およびデータ活用による各事業の高度化や新規ビジネスの立ち上げを加速しています。本講演では生産系デジタルツインの実践事例やデジタル人材の育成を中心に、旭化成におけるDX推進の取り組みをご紹介します。

C-817:00〜17:40
山下 直也 氏

柔軟で変化に強いシステムにするために実装した
データハブ+疎結合アーキテクチャ

株式会社フェリシモ
IT推進部 部長

山下 直也 氏


ファッションアイテムや雑貨などのオリジナル商品を中心に、カタログやWebを通じて商品を届けるダイレクトマーケティングを行う大手通信販売会社のフェリシモ。1965年の創業当時から積極的にシステムを開発し、改良や拡張を繰り返してきた結果、いくつかの大きな課題が顕在化していました。密結合されたシステムによって、市場の変化や、お客様、従業員の様々な要望に迅速に対応することには、コスト、体制面共に難しい状況になっていました。
そこで上記課題を解決し、ITの利活用を推進し、柔軟で変化に強いシステムにするために、データハブという概念を中心に置いたデータハブ+疎結合アーキテクチャでシステムを刷新中です。実現への道のりは決して平坦ではありませんでした。この講演ではアーキテクチャ、データ活用、組織のそれぞれについて、フェリシモの取り組みを紹介します。

D-817:00〜17:40
酒井 亨 氏

スマートファクトリー実現に向け
PLM、ERP、製造現場の最前線をデータで連携

川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー 航空宇宙ディビジョン
生産総括部 生産企画部 生産システム課
課長

酒井 亨 氏


「カワる、サキへ。」ーー。航空機の生産現場は今なお、個別受注生産や労働集約型産業などの特徴ゆえにヒトに依存したアナログなやり方が主体です。これに対して川崎重工業は、自ら「カワる」ことを選択。エンジニアリングチェーンと製造現場を密接につなぎ、そこから生まれるデータを駆使して「サキへ」と進む取り組みを進めています。
「Smart-K」と名付けたこのプロジェクトは、PLMやERP、製造現場のデータを連携。これまで厳格な管理の観点から続いてきた紙の情報を電子データへ移行させ、生産に関わる情報をシームレスに伝達・共有可能にしました。それにより設計変更への柔軟な対応や生産現場の見える化、生産性の向上など生産革新を可能にしつつあります。ここでは航空機製造現場のDXプロジェクト「Smart-K」をご紹介します。

E-817:00〜17:40
寺内 潤 氏

メンバーの興味抽出のための
分析基盤構築プロセスを明かす

JDMCエンジニアの会リーダー
株式会社Q’sfix
エマージングテクノロジーユニット
スペシャリスト

寺内 潤 氏


80名以上が集う「エンジニアの会」では、データマネジメントに関わる技術や製品の体験・理解を様々なテーマのワークショップやハンズオンを通じて行っています。
並行して今年度は、会員の興味・関心を抽出するための分析基盤を企画し、構築してきました。Dockerを利用した複数人での開発環境構築から、クラウド(GCP)上にデータベース(PostgreSQL)を展開する準備段階を経て、Webスクレイピング(Python+Selnium)によるJDMC会員管理基盤との同期、BI(Yellowfin)を組み込んだWebアプリケーションの構築を進めています。定量データだけではなく、フリーコメントを形態素解析などを通じて分類する機能にもチャレンジしています。本セッションでは、この分析基盤の概要、アーキテクチャ、構築プロセスについて解説します。

A-917:50〜18:30
大西 浩史 氏

【JDMC研究会発表】
JDMCの大きな魅力&会員の利点である
研究会/コミュニティの活動を一挙紹介

株式会社リアライズ
代表取締役社長
日本データマネジメント・コンソーシアム事務局長 兼 理事

大西 浩史 氏


JDMCでは「データマネジメント」という概念をコアにして、年度ごとに様々な特徴あるトピックスを取り上げ、それぞれのテーマについて関心の高い、業種もデータと向き合う立場もそれぞれ異なる多彩なメンバーが集う研究会とコミュニティの二つの領域の活動を行っております。「自分とは違う業界でのデータ利活用の取り組みが大変参考になった」、「IT部門の若手が物怖じせずに事業部門と話せるようになった」、「モヤモヤとしたデータに関する自社の悩みが、他社でも抱えている課題だとわかった」など、実際に参加した会員企業からの生の声がたくさん届いています。バラエティ豊かな研究会とコミュニティの各活動の最前線をライトニングトークで一挙にご紹介します。

B-917:50〜18:30
安井 秀一 氏
佐藤 市雄 氏

【JDMC研究会発表】
実務者が考えるAI・データ活用における倫理フレームワーク(仮)

SBIホールディングス株式会社
社長室 次長

佐藤 市雄 氏

日本電気株式会社
デジタルビジネスプラットフォームユニット
サービスプラットフォーム事業部
シニアエキスパート

安井 秀一 氏

調整中


加藤 俊 氏

【JDMC研究会発表】
データマネジメントの”沼”を乗り越えよう、
理論や事例から理解する正しいアプローチとは?

ビジネスエンジニアリング株式会社
ソリューション事業本部 デジタルエンタプライズ本部 データマネジメント部
ITコンサルタント

加藤 俊 氏

当研究会では、データマネジメントに関わる様々な理論や事例研究を通じて、基礎的な事柄から成果を創出するためのアプローチに至るまでのノウハウを集約し、体系的にまとめる活動をしています。そんな中でよく見聞きするのが、「データ利活用ソリューションの導入が決まったが活用のビジョンが見いだせない」、「データ管理ルールを策定したが守ってもらえない」、「データマネジメント推進の体制が作れない、機能しない」といった問題です。
この発表では、そういった課題にハマってしまった方たちへ向けて、研究会の成果を交えつつ原因と対策を解説します。何からどうデータマネジメントを始めたら良いかわからない方、現場部門と協力体制を作りたい方、費用対効果を示すことに苦戦している方などに役立ていただける内容です。

C-917:50〜18:30
水谷 哲 氏

【JDMC研究会発表】
みんなで語ろう! 愉快な「MDMとデータガバナンス研究会」

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
データ&アナリティクス事業部
エバンジェリスト

水谷 哲 氏

テクノロジーの進化に伴い、関心はチップからハードウェアへ、ハードウェアからプログラムへと、だんだん人間に向かって近づいてきました。現在のフロンティアがデータです。人間に最も近い領域です。データというと、加工や見せ方にばかり話題が集まりがちですが、デジタルトランスフォーメーションやデータ経営の実現はその手前のデータそのもの、つまりデータのありか、意味、信頼です。技術的にいえばメタデータ、マスタデータ、データ品質です。
それを実現する武器がMDMであり、MDMの戦術・戦略がデータガバナンスです。データをどのようにマネジメントし、活用力を向上させるか、当研究会はメンバーがおたがいに切磋琢磨する場です。コンテキストデータ、データファブリック、ローコード、データ分析など関連するあらゆる話題をカバーするメンバーが集まっています。


浅羽 義彦 氏

【JDMC研究会発表】
データドリブン経営に挑む最初の一歩とは?
~実践に不可欠な本当に役立つ手引き書~

株式会社アシスト
ビジネスパートナー営業本部

浅羽 義彦 氏

当研究会は、DXやデータドリブンという言葉が生まれる前からデータ経営について研究し、その成果を「経営データの活用ガイド」という形で整理、文書化してきました。その過程で気付いたことは、データドリブン経営には目的・目標を定め、そこに向けて人、物、金、に関するデータを整理することが求められますが、実はそこに至るまでが一番重要かつ難しい部分であり、やるべきことも沢山あるということです。
つまり、目的・目標が何であるか、データ整理をどう進めたら良いか、誰に何を相談したら良いか、そこでの課題と解決策は何かなどにについて把握できないと、DXやデータドリブン経営は困難と言うことになります。そこで現在は、自社業務や仮想企業を想定したシュミレーションなどを通して、DX推進のタスクを担った当事者の立場を想定。「ファーストステップガイド」と称するドキュメントをまとめています。今回は一番重要な、最初の一歩に相当する準備段階を中心にお話しします。

D-917:50〜18:30
清水 孝光 氏

【JDMC研究会発表】
人間系のデータにも着目した
データマネジメントの姿

株式会社アシスト
DX推進技術本部 デジタル推進技術統括部
ナレッジ・プラットフォーム技術部 1課

並木 雅之 氏

2015年に発足した当勉強会では、あらゆる「系(入力⇒処理⇒出力)」における、全ての入出力を対象としたデータマネジメントの体系化にチャレンジしており、日本的経営の検討を主眼にしています。
「Japan as Number One: Lessons for America」。1979年に社会学者エズラ・ヴォーゲルが戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析し、日本的経営を評価した書籍のタイトルです。当勉強会では、その中核の一つである組織的知識創造プロセス(SECIモデル)を活用したイノベーションの実現方法について、これまで様々な議論を重ねてきました。2021年度はここに、人間系のデータにも着目したデータマネージメントとしてミンツバーグのアート、クラフト、サイエンスの考えを当てはめ、重層構造化して螺旋を描きながら成長するモデルの体系化にチャレンジしている検討成果を紹介いたします。


石田 勉 氏
峰岸 猛 氏
吉岡 隆志 氏

【JDMC研究会発表】
社会課題を解決する視点から見た
IoT・AI、データの活用状況を研究

株式会社プライド
シニア・システム・コンサルタント

吉岡 隆志 氏

株式会社アーク情報システム
アドバンストテクノロジー部
部長

峰岸 猛 氏

富士通株式会社
LDP事 エンジニアリング部
シニアリサーチャー

石田 勉 氏

「IoT・AI研究会」はIoT・AIとは何かを包括的に捉える議論からスタートし、昨年までは主に事例を中心にビジネスとアーキテクチャ両面から調査・分析し、導入を成功させるためのフレームワークを作成してきました。そんな中で外部環境は急速に変化し、例えばカーボンニュートラルなど環境問題や新型コロナ問題がクローズアップされています。また政府はデジタル庁を新設し、公的なサービスに対するITの利活用についての議論が本格化しています。
そこで今年度は「日本の社会課題に対していかにIoT・AIを活用し、社会に貢献するか」をテーマに活動しています。具体的にはSociety5.0の実現に向けて、IoT・AIおよびデータがどのように利活用されているか、調査・整理しました。本セッションでは、これらの成果を紹介します。

E-917:50〜18:30
石田 麻琴 氏

【JDMC研究会発表】
データ活用人材の育成プログラムを策定、
50項目以上からなる構成要素を解説する

株式会社ECマーケティング人財育成
代表取締役

石田 麻琴 氏

マーケティングシステム活用研究会では、前期から「データ活用人材育成プログラム」の作成に取り組んでいます。2020年度にはデータ活用人材とはどのような人材かを定義し、さらにデータ活用人材に求められる要素(素養、スキルセット)について議論を実施しました。
2021年度は、こうした定義や要素を掘り下げ、具体的なデータ活用人材の育成プログラムを構成する作業を実施してきました。具体的には50項目以上にのぼるプログラムの構成要素について項目の抽出と整理、項目の解説を策定しています。ここでは、JDMC会員企業を対象に行った「データ人材育成に関する意識調査アンケート」の結果に触れつつ、育成プログラムの具体像を紹介します。データ活用人材の定義や育成について、皆様と情報を共有できればと思っています。


浅羽 義彦 氏

【JDMC研究会発表】
みんなが嬉しいオープンデータの
利用者と提供者を仲介するサイト作り構想

株式会社アシスト
ビジネスパートナー営業本部

浅羽 義彦 氏

オープンデータの活用、あるいは自社が有するデータのオープン化ーー。2021年9月に発足したデジタル庁の目標にもこれらが掲げられていることから明らかな通り、企業や団体におけるオープンデータの活用、データのオープン化は今後、常態になっていくと考えられます。そうした状況をにらみつつ、2021年6月に産声をあげたのがオープンデータ活用研究会です。
そもそもどんなデータがあるのか、どういう場面で活用できるのか、といった観点での情報収集・共有から着手していますが、議論・検討を進める中で利活用事例がまだ少ないことに気づかされました。そこで、考えたのが「データの提供者と利用者を結ぶ仲介サイト」です。JDMCならではの視点を取り入れながら、利用者の立場に沿ったサイトを作る方針です。まだ構想段階でもあり、ぜひ我々の思いを聴講いただき、皆さまのご意見をいただきたいと考えています。

ラウンジトーク
鶴田 一晃
泉 麻里子

セッションとセッションの間の休憩時間に、配信会場のラウンジから生中継します。
講演を終えたばかりの講師や、講演直前の講師をつかまえた突撃インタビューです。セッションで話しきれなかった話題が飛び出すかもしれません。
事前に準備されたシナリオはありません。当日のライブ感をお楽しみください。


インタビュアー
泉 麻里子(JDMC KOUJIMACHI STUDIO パーソナリティ/株式会社セゾン情報システムズ)
鶴田 一晃(JDMC 若手の会リーダー/Metafindコンサルティング株式会社)