BCN Conference 2021 春 オンライン「今こそ新しいITビジネスに踏み出す好機成長か、衰退か――分水嶺の歩き方」BCN Conference 2021 春 オンライン「今こそ新しいITビジネスに踏み出す好機成長か、衰退か――分水嶺の歩き方」
 
 日本社会全体のデジタル化の遅れとともにデジタルテクノロジーの可能性も鮮明に浮き彫りにした2020年。近年のIT市場で盛んに議論されてきた「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の必要性が広く理解され、テクノロジー活用を前提とした業務や組織、企業文化の変革が加速する気運が高まりました。

一方で、“ニューノーマル”が日常として受け入れられつつある中で、揺り戻しも起こりつつあるという印象です。ウィズ・コロナの1年を何とか乗り切ったことで、「変わらなくてもしばらくは持ちこたえられるのではないか」という発想に落ち着いてしまうケースも散見されます。デジタル活用やその先のDXに意欲的な企業とそうでない企業の二極化が進んでいます。

顧客のDXを支援するITベンダー側にも同様の課題は顕在化しています。顧客の課題を共有し、その克服とビジネスの成長に向けた価値ある提案を意識して自らのビジネスモデルを変化・進化させているITベンダーと、そうでないITベンダー。二極化は進みつつあります。

現在、成長と衰退の分水嶺に立つプレイヤーはどこに向けて次の一歩を踏み出すべきか。週刊BCNでは、その指針となるような情報発信を意図し、週刊BCNの読者であるSIer、IT商材のリセラーなどを対象としたオンラインカンファレンスを企画いたしました。

ニューノーマル時代の新たな需要を捉えて大きな成長が見込まれる商材を扱うITベンダー、各分野の識者などがバーチャルで一堂に会し、プレゼン/ディスカッションを行い、これからの法人向けITビジネスの在り方を共に考える場にしたいと存じます。

開催概要

開催日時 2021年5月26日(水)~28日(金) 13:00~18:40 ※但し26(水)は17:50まで
会場 オンライン
※事前登録いただいた方にご参加用のご案内メールをお送りいたします。
定員 各日100名
参加費 無料(事前登録制)
申込方法 お申し込みフォームより事前登録制
対象 システムインテグレーター、パッケージソフト開発事業者(ISV)、
IT関連製品販売・卸販売会社、サービスプロバイダー(MSP)、
事務機/OAディーラー販売会社、情報処理サービス会社、
保守/運用サービス会社・ISP/通信/データセンター事業者などの販売、
パートナー戦略企画立案、営業従事者
主催 株式会社BCN
協賛
(順不同)
サイボウズ株式会社、シュア・ジャパン株式会社、Dropbox Japan株式会社、
アールスリーインスティテュート、デル・テクノロジーズ株式会社、
ヴィーム・ソフトウェア株式会社、エレコム株式会社、バリオセキュア株式会社、
株式会社 日本HP、日本オラクル株式会社、株式会社クライム、アイレット株式会社、
富士通株式会社、arcserve Japan合同会社
お問合せ BCN イベント事務局
E-Mail:bcn_event@seminar-reg.jp
受付時間:10:00-18:00(土・日・祝日を除く)

お申し込み

◆本オンラインセミナーは終了いたしました。

5月26日
業務効率化・デジタル化
5月27日
クラウド/セキュリティ
5月28日
クラウド
13:00~13:40
基調講演
DXによるニューノーマルでの飛躍への道:なぜ日本企業の業務効率化、生き方・働き方改革が進まないのか?
 元・国連の専門官として、日本社会で「CSRってなに?」という時代からSDGs関連の普及啓発や、ITを通じたダイバーシティ&インクルージョンや業務効率化を推進し、また、グーグルをはじめとする外資系企業など多国籍環境での経営指導などを進めてきた私の視点からは、低迷する日本企業には少なからず、付加価値の高い活動に充てる時間も、個人のプライベートな時間も、“過剰に”“礼儀正しく”ドブに捨て続けるような旧弊が見受けられます。

コロナ禍中の過渡期を経て、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた、ステークホルダー同士がお互いに幸せとなるような成長性の高いマネジメントや経営ができるか否かは、技術力やイノベーション以前に、役職員にはびこる旧態依然としたマインドセットが最大の障壁となっているケースが少なくありません。

そこで、本講演では、日本企業・日本社会におけるDXの障壁を取り除き、サステイナブル(ムリなくムダなく長続きする)な企業価値・利益・生産性の向上と、社内外の同じ人間同士・企業同士がともに幸せとなるような取り組みによって、DX・業務効率化を推進するポイントについてお届けします。
戸村 智憲 氏
日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村 智憲 氏
【講師プロフィール】
大阪市出身。早稲田大学卒業。国連にて、内部監査業務専門官、戦略立案業務専門官、国連の世界的CSR運動「国連グローバルコンパクト(UNGC)」広報や企業誘致業務などを担当。世界標準でダイバーシティやワークライフバランス、コンプライアンスなどを実践、指導にあたる。退官後、民間企業にて役員として人事総務統括や監査統括、岡山大学大学院非常勤講師、経営行動科学学会理事 兼 東日本研究部会長、(株)アシスト顧問、JFEシステムズ(株)アドバイザー、日本ERM経営協会会長、日本クラウドユーザー協会会長などを歴任。現在は年間120本の講演・研修、経営顧問・アドバイザー、執筆の三本柱で活動中。「日本の人気講師ランキング(日経産業新聞「啓発に効く講演会選び」ペルソン調べ)」では3位にランクイン。
13:50〜14:30
サイボウズ株式会社
ローコード市場とSaaSをつなぐAPIエコノミーの成長 kintoneとGaroonが生む新しいITビジネスの形
DXが叫ばれる中、顧客のニーズは具体的にどう変化しているのでしょうか?ローコード・ノーコードツールの市場は今急速に成長しています。複数のSaaSがAPIを介して繋がる「APIエコノミー」も発展。顧客主導での業務効率化を実現するサービスが数多く登場しました。デジタル化の対象となる業務範囲も拡大しています。
こうした変化から、SIerやソリューションプロバイダーには単発の販売提案や構築だけでなく、業務改善の伴走者としての役割も求められつつあります。
本講演では、コロナウイルス対策でも活用され官民問わず急速に導入数を伸ばしているローコードツール「kintone」と、アップデートにより高い連携性を備えたグループウェア「Garoon」の事例を解説します。
SIer、販売代理店などのパートナー企業とサイボウズの取組事例もご紹介。様々なITビジネスの種が生まれている中で、サイボウズと共に新しい取り組みを行っている各社の事例をご紹介します。
清田 和敏 氏
サイボウズ株式会社 営業本部 副本部長 パートナー統括 清田 和敏 氏
14:40〜15:20
シュア・ジャパン株式会社
『音』が変われば日本の会議が変わる ―オンライン会議ソリューション導入における協業のあり方―
職場環境へIoTやAIをはじめとした最新テクノロジーの導入が進む一方で、コロナ禍で一気に広まったのが、オンライン会議です。一方で、多くの組織は依然その「音声」品質に課題を抱えています。音声が聞き取りにくいために何度も同じことを言い直したり聞き直したりすることが多く、その結果活発な意見交換が出にくかったり、商談がまとまりにくかったり、何よりやり取りがぎくしゃくして互いにストレスがたまるなど、対面会議では起こらなかった”症状”によって企業活動そのものに影響が出ています。
本講演では、そのような課題を解決するShure(シュア)の会議音響ソリューションを、音声デモを交えて解説します。「音声」という今の組織コミュニケーションの根幹へ改善を提案し、日本の会議を変えていく。そのアセスメントから導入に至るまでのプロセスと、引き合いに対するメーカーとの協力体制についても事例を交えてご紹介します。
大友 裕己 氏
シュア・ジャパン株式会社 インテグレーテッドシステムズ ディレクター 大友 裕己 氏
15:30〜16:10
Dropbox Japan 株式会社
【実践例】Dropbox + HelloSign と kintone の連携による契約業務のデジタル化
ニューノーマルが日常となった今、様々な業務シーンでデジタル化による効率化改善が求められています。一方、様々なデジタルツールを安易に導入することによって、かえって「仕事のための仕事」を増やしてしまうという課題も生じています。ビジネス向けクラウドストレージの「Dropbox Business」と電子署名サービス「HelloSign」を組み合わせると、簡単かつ安全にビジネス文書の署名プロセスを効率化することができます。本講演では、Dropbox + HelloSign と kintone の連携による「仕事のための仕事をなくす」業務改善の実践例について、税理士法人・ユーザーの立場から、そして開発・インテグレーターの立場からそれぞれお取りくみをご紹介していただきます。本講演が、お客様に向けた「今すぐ実施できる業務効率化のご提案」のヒントとなれば幸いです。
智原 翔悟 氏
エンジョイント税理士法人 代表社員税理士 智原 翔悟 氏
森田 晃輝 氏
株式会社キャップドゥ 代表取締役社長 森田 晃輝 氏
玉利 裕重 氏
Dropbox Japan 株式会社 パートナー事業部 事業部長 玉利 裕重 氏
16:20〜17:00
アールスリーインスティテュート
ノーコードで実現する、継続的な業務改善とそれを支える新しい SI の成功パターン
近年、ローコード・ノーコードというキーワードが注目されています。この背景にはコロナ禍によるリモートワークの急速な普及に伴うシステム化需要の増大や、DXの盛り上がりによる内製化が進んでいることが挙げられるかと思います。ユーザー企業におけるローコード・ノーコードサービスを使った内製化が進む一方で、SIerをはじめとしたITプロフェッショナルからもローコード・ノーコードを生かしたシステム開発や内製化支援などの新しいビジネスの形に取り組むところが現れ、成功を収めています。本セッションではサイボウズkintoneと弊社gusuku Customineというノーコードサービスを利用して短期間でのシステム開発を実現する手法や、実際のシステム開発の事例をご紹介するとともに、ノーコードサービスの活用をを自社の新たな強みとしてシステム開発に取り組まれている SIer の成功事例もご紹介いたします。
築山 春木 氏
アールスリーインスティテュート サービスグループ gusukuユニット 築山 春木 氏
17:10〜17:50
BCNセッション
ITビジネスの“ニューノーマル”を考える
業務効率化/デジタル化を加速させる提案とは
 Withコロナの生活を余儀なくされるようになってから1年以上が経過し、ITビジネスの“ニューノーマル”の輪郭が徐々に鮮明になってきました。業務効率化/デジタル化の観点で、プロダクト/サービスやITベンダー側の提案はどんな進化を遂げているのか。週刊BCNで特集を執筆してくれているフリーランスライターの指田昌夫氏を講師に迎え、『週刊BCN』の直近の紙面も振り返りつつ考察します。
フリーランスライター 指田 昌夫 氏
【講師プロフィール】
1964年東京都生まれ。1987年東京電機大学工学部電子工学科卒業。同年電機メーカーに入社して回路設計者として働くが、約3年で雑誌編集者に転身。ビジネス出版社で雑誌やオンライン媒体の編集者、記者、デスクとして25年以上勤務した後、2019年よりフリーランスに。現在はIT,製造、金融分野を中心に企業取材と執筆を行う。
本多 和幸
<ナビゲーター>「週刊BCN」編集長 本多 和幸
【講師プロフィール】
1979年6月生まれ。山形県酒田市出身。2003年、早稲田大学第一文学部文学科中国文学専修卒業。同年、水インフラの専門紙である水道産業新聞社に入社。中央官庁担当記者、産業界担当キャップなどを経て、13年、BCNに入社。業務アプリケーション領域を中心に担当。18年1月、『週刊BCN』編集長に就任。
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